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2008年6月15日 (日)

赤い花

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いつだってわたしは泣きたかったんだ

そう言った 女性がいた

涙がこぼれないまま たまっている日にかぎって

赤い孔雀サボテンが咲き 空は青い

泣きたいこと 忘れてしまいそうなぐらい

 

涙目で笑ってみせた人がいた かなたの追憶

その人の涙をぬぐい去るような

赤い花が 今年も咲いた

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花暦 あるいは 随想」カテゴリの記事

コメント

その人が、もう泣かなくて済むようになっているとよいですね。

投稿: 茶飲み友達 | 2008年6月15日 (日) 11時09分

なにごともない日常にも、
不意に背負いきれないものを、
背負ってしまうことってあるんですね。
なんて言葉をおかけしたらよいのか、
言葉の無力さを思い知らされることがあります。

心のやり場のなさを咲いた花に投影させ、
それからの、たくさんの季節を全うした人、
人間は弱い生きものですが、強くもなれると、
たくさんの事を教えていただきました。

投稿: かもめ | 2008年6月15日 (日) 16時41分

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