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2008年7月19日 (土)

睡蓮

Photo 盂蘭盆も過ぎました。

月おくれのお盆より一足お先に、

ご先祖をお迎えしましたですね。そして見送り、また日常となりました。

今年の4月は従姉妹との別れがあり、享年82歳でした。

昭和元年の生まれでしたから、

第二次世界大戦が終えた昭和20年は、20歳の夏でしたね。

Photo_4 お通夜の席で娘さんが聞かせてくださいましたが、

「知覧に行くまでは死んでも死にきれない」と、

いとこは晩年になり突然つぶやいたそうです。

鹿児島薩摩半島の知覧は、特攻基地でありました。

敗戦へと突き進む日本でしたのに、

お国のためと、

特攻隊の、若い命、尊い命が、海原に散ってゆきました。

覚悟、決断をした若者たちでした。

あってはならない戦争の哀しい傷跡です。

同世代であった従姉妹は御魂の前で、祈りたかったのでしょうね。

安らかな眠りでありますようにと。

知覧まで娘さんと旅をし、そして従姉妹は生涯を全うされました。

今年は初盆でしたわ。

Photo_3 睡蓮が咲きます。水の上に。

水生植物は多種類ありますのに、

睡蓮とか蓮の花とかを見ますと、祈りたくなる。

睡蓮の花の前で、見えないものに向かいただ祈ります。

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