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2008年10月

2008年10月11日 (土)

祭囃子は お江戸の流れ

なんのお祭りなのだろう……。

と、小説の冒頭に書かれていたのは、

往年のベストセラー小説、原田康子著「挽歌」でした。

わたくしが乙女をしていたころ、寝食を忘れそうになりながら、

ひとり隠れるようにして読み耽った小説です。

早熟だとか、なんだかんだ言われることを避けようとしていた。

昭和30年代のことですから、子供は子供、大人は大人、

子供の分際で、子供の身分を踏み越えるようなことをしてはならなかった。

小説そのものは今風に表現すれば、不倫の物語ですものね。

釧路湿原を背景に、

愛情のひとりよがりとか、登場人物の孤独な横顔とか、

大人の世界を覗き見るような感覚と同時に、

ストイックで、独特の感性も持ったヒロインに…

ぐいぐいと惹かれましたですね。

ハイティーンになりますと、世界名作全集を友と競って読破しようとした。

もう、そこまでの年齢になりますと親も干渉しませんわね。

「暗いところで読まないように」と、注意するぐらいしか親の出る幕はない。

子供はいつしか大人になりますもの。

昨夜は宵祭り、

今、わが町は氏神さまの秋祭り真っ最中です。

屋台は二輪の御所車型が引き回され、

祭囃子はお江戸の葛西囃子の流れとか、和楽器の合奏が調子良くて、

遠くに近くにお囃子が聞こえます。それでも今年は小さなお祭り、

三年毎に大きな祭があり、城下町らしい祭りごとが繰り広げられます。

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祭囃子をキッチンの窓辺に聞きながら先ほど、田楽味噌を作りました。

8月に見学してきた岡崎市の味噌蔵、

岡崎城から西へ八丁行った所が、黒々とした八丁味噌の名産地、

八丁味噌は良質の大豆を豆麹とし塩と水だけで年月を掛けた仕込みをします。

巨大な樽は地震にも崩れないと言われる姿に石を積み上げている。

天然熟成そのもの、根っからの自然食品なのですね。

黒くて固い味噌なのですが、風味が良く煮込んでもそのままの風味です。

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田楽味噌たれは砂糖とみりんと酒を、

弱火にかけじっくりと溶きました。

ご愛嬌は、八丁味噌気まぐれソースをかけた一品、

味噌ソースパスタが出来上がりました。やれやれ。

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